ヤシの葉で作ったかご(「ターポラ・ラウニウ」)はとっても便利。畑でタロいもなどの収穫物を入れたり、買い物かごになったり、掃除の時の落ち葉入れにも。毎日、色々に使ってました。1、2ヶ月でぼろぼろになったら、またチャチャッと作ります。ひとつ作るのに20分もあればOK。ヤシの木で囲まれたこの土地、タダでいくらでもできちゃいます。

    ―作り方をご説明いたします―



ヤシの葉をふたつにさき、一方だけ使う。
ヤシの葉をふたつに裂き、
いっぽうでひとつのかごができます。
隣あった葉を交互にクロスさせ…
隣り合った葉が「横糸」「たて糸」になるようクロスさせて編みます。
編む!
かごの深さはつまみあげる「横糸」にあたる葉をかぞえて決めます。
7本などが一般的。
葉先は折り返してはさんでおきます。
かごひと周りぶんの長さができたら、始まりに終わりの葉を突っ込んでつなげ―
折り返してはさんでいた葉先を取り出し、底を編みます。
いい大きさになったら始めと終わりを編んでくっつけ、
葉先が底部分になる。
三つ編みの要領。
これは一番てっとり早い「三つ編み底」。
(まあるい底にする方法など、色々あります。)
編み終わったら全部の葉をまとめて 編み終わりの葉を
すべてまとめて

ギュッ!と結び
ギュッ!!
結び目は編み目に突っ込んで、出来上がり!
完成!
子供は周囲で遊ぶ。(夢さん)
周りで子どもたちは遊ぶ。
そうしているうちに、いつか子どもたちも編み方を学びます。
フェアばあちゃんは模様編みもできるぞ。
拾い上げる「横糸」を隣り合わせのふたつにすれば、模様編みもできます。
私、ナツも練習、練習。
村の人々には簡単な作業ですが、筆者ナツは、練習。練習。
ナツ第1回目作品(ヨコ、夢さん)
ナツ、初めてのかご。
(横はヤシの葉のサンバイザーを
作ってもらった夢さん。)
ナツ2回目作品。いがんでる…(^o^;
ナツ、2回目のかご。
やっぱりいがんでる。
(以後、上達したよ。)


         
 

         ★=現在地

             1歳の赤ん坊と日本を脱出するまで



 
1 初めての人の輪も濃い!

 フェアばあちゃんの「超簡単子育て」

3 海辺で(餅つきでなく)
  サモアン・ココアつき

4 「友情とお金は切り離せない」?!

5 知らない人の膝に乗るのが
  サモアのバス

6 同じ空間、
  子供の世界と大人の世界
1 村みんなが「家族」ってこういうこと

2 鶏は家の中、子供は扇風機役

3 川での行水にはコツがある

4 ー海ー 魂の源

5 夢さんは村の子になっちゃった…

6 働き者は損をする…?

7 交通事故のブタは石焼に!

8 200人を家で接待、これ普通。

9 母親である前に人間だから

10 ヒョイ!の眉あげあいさつ

                 大切なあとがき

体験 体験 体験
うっま〜い石焼、
「ウム」料理
チャチャっと編む
ヤシの葉のかご
木の皮の布、
「シアポー」づくり

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