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200人を家で接待、これ普通。 |
男たちのシヴァ・サモア(サモアの踊り)-練習です。 |
200人分の、タロ・鶏・サパスイ(チャプスイ)… |
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隣国で大きな祭りがあって、この辺りの村々の200人が歌と踊りを披露する。その練習が何回か行われた。今日はマセリナの家の前の広場が練習会場。そうなると、この200人に食事をだすのは、マセリナの家の役目となる。
前の日にマセリナと私は港のマーケットに買出しに行った。マセリナはこの日のために親戚じゅうにカンパを頼んだ。世話になってる私もカンパをした。食材費は全部で350タラ(1万4000円)かかった。日本円で1万4000円というと安いが、サモアでは時給が2タラ=80円前後だ。日本でいう20万円くらいを、1日で使っちゃうカンジ。 実はこういうことは、サモアではよくあること。「人に食事をふるまう」「来た人を接待する」ことには決してケチらない。それがこの国の大切な伝統なのだ。 結婚式や葬式=「ファアラベラベ」の時にはホスト役の家は数百人に盛大なごちそうを出して接待するんだそうだ。サモアに着いてすぐ世話になってたフェアばあちゃんは、死んだダンナの葬式に、数千万円相当使ったそうだ。ヒエ〜。 |
私は自分の暮らしについて、マセリナにこう言ったことがある。「日本では働いて、けっこうケチケチと倹約生活して、そうやってお金を貯めては南に旅にでてるんだよ。」するとマセリナはこう返した。「サモアではね、いつもケチケチと暮らして、ファアラベラベにお金をドカッと使わなくちゃいけない。だからいつまでたっても、個人が海外旅行になんか、行けやしないよ。」 |
村の青年団も料理を手伝う |
歌の練習 |
人が集まるといつも、日本から持参の手品の披露をせまられる。 |
↓これは普段。左の二人はこの家の前の海岸線の工事をしてる。毎日このマセリナの家で昼ごはんを出す。サモアでは、あなたの家がたまたま何かの工事現場の最寄なら、そういう工事のおっちゃん達に毎日昼ごはんを出すのが、あなたの義務になるのだ! (夢さん↑) |
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サバイイ島9 母親である前に人間だから |
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大切なあとがき |
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うっま〜い石焼、 「ウム」料理 |
チャチャっと編む ヤシの葉のかご |
木の皮の布、 「シアポー」づくり |
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