● 2024年用 ご案内

ツバルとナヌマンガ島の暮らしを
体験しよう


ご案内内容は、変更することがあります。
ご興味のある方は、このページ、ときどきチェックくださいませ。
もっとご興味のある方は、下記にしたがってナツにコンタクトしておいてくださいませ。
変更があればこちらからご連絡いたします。 


  2004年に初めて、四歳の娘とともに足を踏み入れたツバル、そしてその離島ナヌマンガ島。それから16年。森と海から日々、泥だらけになって食べ物をいただくという体験。都会育ちで、生きる意味を探し続け、人生を迷い続けたわたしにとって、「ただ生きる」という原点の力強さ・美しさを教えてくれたこの島と、島に生きるひとびと。
  近年、言葉や写真を通してだけでなく、この、ほんとうの実体験を、ひとと分かち合いたいという深い願望が湧いてきました。

  わたし、ナツは2024年にふたたびナヌマンガ島にむけて出発します。そして約6ヶ月間ほどツバルに滞在します。今回は、ともに行って、ナヌマンガ島の自然の暮らしを体験する人を募集します。(または、わたしが島にいる間に、自力でおいでになる方も…!)
 
  先進国・日本の、安全で便利な日常を、飛び出してみませんか。自然界の危険にさらされ、そしてとても不便な社会。けれども、すべてが自然の恩恵に包まれ、すべてが手づくりの別世界。本来の人間が生きてきた世界で、少しの期間でも、生きてみませんか。その深い力と、そしてその大変さを、まるごと、体験してみませんか。



椰子の葉からほうきを作る。日常の作業。
(2008年ナヌマンガ島の日記
 「マロソーばあちゃんと森」から)


森で蟹をつかまえて、ココナツと煮る。
これも日々の食べ物。
2013年の暮らし 「母と娘」から)



 ● 必要期間 ●

  最短で3ヶ月間、日本の現在の暮らしから自由になる必要があります。

  日本出発後約4日以内ほどでツバルの首都フナフチに着きます(その時々で、とれる航空券によります)。
  この後、首都フナフチにて、ナヌマンガ島への船を最長1ヶ月待つ可能性もあるからです。船のスケジュールは常に未定で、決まっても変更が多々あり、予測がつきません。
※ 船を待つ期間はわたしがアレンジした家庭にホームステイして、首都のツバル人の暮らしを体験するのはいかがでしょうか。

→ ツバル国内の島々案内 <よ〜く読んでください。>

  そして帰りの船も2週間〜1ヶ月に一回、ナヌマンガ島に来航するのみ。帰りの飛行機に間に合うように、首都フナフチに帰っておかなくてはなりません。(わたしは、ときには、船の予定変更により、航空券変更料(5千円ほど)を払って飛行機を予約しなおすこともありました。)

  3ヶ月間を用意すれば、往復の旅に一番長くかかった場合でも、おそらく約1ヶ月ほど、ナヌマンガ島の暮らしを体験できます。(何が起こるか、全く保証はできませんが。)

  あとはお好きな時期を選んで各自で帰国。(帰国のルートと道中の各地での具体的なノウハウをお伝えいたします。)



 ココナツをガリガリ削るのは毎日、まいにち。
2008年ナヌマンガ島の日記 「ココナツ削り・ハイ」から)


楽しいわがナヌマンガ島の家族、
ウィニとアセナティの家の日常
(ナヌマンガ島の日の出バイツプ島の夕暮
「幸せの草葺き小屋」から)



● 必要費用 ●

  わたしへのコーディネート代 (6) 以外は、各自でそのつど、支払っていただきます。
各航空チケットはわたしが手配しますが、逐次正確に費用をお伝えします。
地球の反対側のこの辺境にたどり着くには、いつ、どこでどれほどのお金が要るかを体験することも、人生上、とても貴重な学びだと考えるからです。

1 航空費 (A + B)

A 日本⇔フィジー(ナウソリ空港) 

大韓航空 往復17万円〜23万円ほど(ただし時価。変動があります。)
・またはFiji Airways (成田出発のみ)往復10万円〜15万円ほど(ただし時価。)
(わたしは格安航空券店GSトラベル06-6281-1230に相談して購入しています。


B フィジー(スバ空港)⇔ツバル(フナフチ空港) =Fiji Airways 時価 往復7万円〜8万円ほど?
 FijiAirwaysサイトにて直接クレジットカードで予約・購入。
フィジー⇔ツバル間はこのFijiAirwaysの50人乗りの飛行機が唯一の空路です。直前になるほど高くなり、空席もなくなります。
(Departure=Suva、 Arrival=Funafuti 、往復(Return)を入力して検索してみてください。フィジードルの円換算はCoinMill.comにて。)

2 他交通費+道中の宿泊費  約3万円 
(フィジーにてナンディ空港から首都スバへのバス・ツバルにての船・フィジーにての宿泊費など)

3 ビザ費用(目安)
始めの1ヶ月=フリー 以後1ヶ月ごとに2019年度でオーストラリアドル100ドル(約9000円)ごとの延長費。  ※ただしビザ法規は頻繁に変わります。その年の法規で一律6万円であったこともあります。

4 現地滞在費 
滞在期間によりけり。1ヶ月約4万円(世話になるホームステイ家族へのお礼の買物など。)

5 準備物   約2万円 
(ホームステイ家族へのおみやげ、フィジーで購入すべき虫除けスプレー他、など随時、各自、必要に応じて。)お薦めのものや詳しい情報を提供いたします。

6 ナツにコーディネート代 おひとり9万円

航空券手配、道中同行案内、現地にてあらゆるツバル語通訳、ホームステイ家族アレンジ、ツバルイミグレーションとの折衝、島役場との折衝、ツバル語講習(出発前に3回程度・現地にて3日に1回程度)、あらゆる体験のアレンジ、滞在期間を通して日々のあらゆる相談。


 ● ナヌマンガ島にて ●

  わがホームステイ家族アセナティ&ウィニの近所の親戚を中心に、わたしが島の方々に相談してホームステイ先をアレンジします。各家族の一員となり、日々の魚釣り、蟹とり、野鳥とり、森での椰子の実拾い、薪拾い、かごやござ編み…など日々の生きるための作業に、それぞれのしたい範囲でどうぞ参加してください。
日々、何をしたいかの希望を伺い、可能な限りそれらをアレンジできるよう努めます。

  島での実際の暮らし、何ができるかについては、このサイトのわたしの記事をどうぞよくご参考ください。

         = ナヌマンガ島での具体的な衣食住の話が多く登場する記事 =

● 募集人数 ● 

5名以内程度。

  おひとり、おひとりへの個人対応なので、これ以上はお世話がいき届かなくなってしまうため、小人数のみです。

● 注意事項 ●

  あらゆる事故予防・健康管理は自己責任です。それぞれに必要な準備・対策をお願いいたします。日本の社会の至れりつくせりの安全管理や医療のレベルは、そこを出てあらゆる不便や病気・けがを体験して初めて気がつきます。それが身にしみる体験を、わたしは多々しました。それもとても貴重な、この世界を実際に知る体験です。ただし、命まで落とすことはないよう、それぞれ最大限の工夫をいたしましょう。(→ 参加者には、詳しい「ツバル・ナヌマンガ島への旅と現地の暮らしの手引」をお渡しいたします。)
  首都フナフチには病院はありますが、日本の医療レベルは決して期待しないよう。また離島ナヌマンガ島には、看護士のいる診療所のみで、医師はいません。日本なら救急車で運ばれて助かる事故や急病で、人は死にます。(過去によくあった島住民の死亡原因例 : 木から転落して出血多量死、海で子どもの溺死、肺炎、胃潰瘍、盲腸炎など。)

例:
1  日焼け対策 熱帯なので非常に陽射しがきついです。わたしは毎回ツバ広の麦わら帽に白い長袖、薄い生地の長ズボン。(薄い布の帽子のときには日焼けで顔が痛くなりました。また長袖を着ずに出かけた時も腕が日焼けで痛くなりました。)

2  虫除け対策 蚊が多いです。わたしは地肌に塗る自然派虫除けクリームをアメリカからネット購入。くわえて行きのフィジーで熱帯用虫除けスプレーを買って服にスプレーします。蚊取線香は、首都フナフチで販売してます。また蚊の媒介するフィラリア病があるので、帰国の際は首都フナフチの病院にて感染していないかの検査をして、予防薬をもらいます。

3   各自の判断にて予防注射など。(破傷風・他。) (わたしはこれはしていません。子どもには、BCG [=結核]・破傷風など受けてもらいました。)

  ご質問はお電話ください。
「こういうのは可能か?」など個別対応も、ご相談にのります。

  → 電話番号=次項末尾

● 上記 必要期間・滞在費用をクリアし、「ぜひナヌマンガ島を体験しよう!」と思われた方は…

  まずは、ハガキまたはお手紙で、簡単な自己紹介と、ナヌマンガ島滞在希望の理由を短く、郵便でください。現地ではあらゆることがアナログで、時間もゆっくり進みます。そんなツバルをともにする新しい仲間を、まずアナログに触れたいとわたしは希望します。そのお手紙をわたしが読んで、電話でお話いたしましょう。お手紙とお声で、自己紹介。

  その後、出発が確定された方には、「ツバル・ナヌマンガ島への旅と現地の暮らしの手引」をお渡しいたします。


郵便宛先 ―        
〒894-2141 鹿児島県大島郡瀬戸内町諸鈍399 もんでん奈津代 ―        


● 締め切り ●

2023年12月31日ごろ。(航空券を予約・購入するため。)

※   わたしはおそらく2024年9月初旬に日本を出発しますが、同時出発でなく、単独で来られる場合はそれ以降も可能です。ただし、航空券はさし迫るほど空席がうまり、また値段が上がる傾向があります。

  また、日本⇔フィジー間、フィジー⇔ツバル間すべてをご自分で手配される場合は、締め切りは実際上、ありません。(その場合、格安航空券社などご紹介します。どうぞご相談ください。)
  ただしわたしの出発が差し迫ると対応に限界がでてしまうこともあります。出発前は非常に多忙となるからです。なにとぞ、あしからず。

● ご参考 ●

  2010年に、ナヌマンガ島ではなくバイツプ島ですが、友人いとうあつこさんとその娘もなみさん(当時8歳)が、わたしたち母子に同行してツバル離島に1ヶ月の滞在をしました。そのときのいとう氏の体験記を、ご本人の許可を得て、ご参考に掲載いたします。(ただし、バイツプ島はナヌマンガ島より近代化が進んでいます。)

 いとうあつこさんの、ツバル・パイツプ島体験記(2010年)


ナヌマンガ島の夕日。わたしはほぼ毎日、野良仕事が終わると見にゆきます。



   ファカフェタイ・ラヒラヒ・モ・ファイタウ・テ・ファカマタラガ・テーネイ。
(この案内を読んでくださって、ありがとうございます。ナヌマンガ島語)