海の背景はTuvaluIslands>Mapsから転載。
同HPは各島の地図・面積比較図なども掲載していて便利です。
また、これらの地図はツバル政府ビル内のTuvalu Land Surveyで買えます。

● ツバルは9つの島の合体国家です。
  9つの島はどれも、一日で歩いて島が一周できるような、小さな島です。
  「各島の名前+面積+人口」を示しました。
  (2012年ツバル統計局国勢調査「Tuvalu2012 Population and Housing Census」より。
  ツバル統計省のサイトはTuvaluCentralStatisticsDivisionですが、サイトでは2002年版から
  まだ更新されていないようです。)


● 離島行くにはのんびりプランで ●

 各島に渡るには、首都フナフチで、月に1回か2回の船を待ちます。

 すべての航路は首都フナフチ発着です。
 だから、たとえばセントラル航路上のヌイ島の人が、ノース航路上のナヌマンガ島にいきたい、という時は、いくら隣の島でも、まずセントラル航路でフナフチに出て、ノース航路の船が出るのを何日も待って、そして行く、ということになります。

船の予定は政府ビル1階のMarineService(Zツバル+688-20055)で発表されます。

 しかし、実は、1週間から3週間、出航が遅れることはザラです。
(船の故障、出航予定の船が急に別件で入用になった、などあらゆる事情によります。)
 予定のなかった日に突然出航するなんてこともザラです。
(各島に重病人が出ると、急いでフナフチの病院に運ばなくてはならない、などによります。)

 だから船に乗りたい時は、どの島に行きたいかを近所の人に触れ回っておいて、国営ラジオ放送で船便変更アナウンスが入り次第教えてもらうようにしておくのです。

 それでも不安なときは、さらに、Marine Serviceの上層機関である運輸省(Ministry of Transport:政府ビル2階 Zツバル+688-20052)に自分で聞きに行きます。今度の予定はいつ決まるか、どんな変更が入る可能性があるか、など、より詳しいことを教えてくれます。(それでも突然変更があるのが常なので、しょっちゅう確認します。)

 各島に行くには、数週間、準備して待機、はあたりまえなのです。
 そういう、国なのです。

 出航すると、各島に半日〜まる1日停泊します。その間に、別の島に行く乗客もその島に降りて休んだりします。
 のんびりと、あくまでの〜んびりと。

 船旅の様子はまたそのうち書きますね。