● ナヌマンガ島の日の出 バイツプ島の夕暮れ ナヌマンガ島 4 |
― 輝くござ ―
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アセナティとわたしで編んだござ。 模様の名前は、手前の三角が「ムリファゴゴ(椰子の殻のお尻)」、次のギザギザ三色が「ピコピコ(ギザギザ曲がっている、という擬態語から)」、奥の赤と白のひし型は「フム(ひし型の魚の名前)」。 (2011年4月22日)
ナヌマンガ島の模様編みござの、伝統の四色。 少しでも編めると、これが楽しい。自分の手元から鮮やかな模様があらわれてくる。それは本当に美しい色で、きれいな模様だ。踊りたくなるほど嬉しい気持ちが全身から湧いてくる。 ★1 ナヌマンガ島の模様ござ=ナヌマンガ島2008年の日記―ござ完成!おひろめ会― 参照
執筆 2012年6月25日 |
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1.これがピコピコ。3色いちどに編んでいくので難しい。
ここでは一番上の黒の、左上から右下におりるラインの作り方を図解します。 このラインの作り方がピコピコの基本。 |
2.縦糸にあたる葉に、黒い飾り葉と赤い飾り葉をこの位置に倒します。
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3.横糸にあたる葉の、下の葉だけ倒します。
(葉は常に下の葉と上の葉の2枚重ねで編みます。) |
4.黒い飾り葉と赤い飾り葉を折り返します。
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5.その上から、横糸にあたる葉の、上の葉を倒します。
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6.その上で、さっき折り返した黒い飾り葉を左上に折ります。
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7.縦糸にあたる葉の、下の葉だけ倒します。
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8.左上に折った黒い飾り葉を右下に折り返します。
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9.その上から、縦糸にあたる葉の、上の葉を倒します。
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10.次の縦糸にあたる葉を上に折ります。
その次の縦糸にあたる葉を倒すときは、やはり下の葉だけ倒します。 |
11. 10.で倒した下の葉の上で、黒い飾り葉を左上に折り返します。
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12. その折り返した飾り葉の上から、縦糸にあたる葉の、残りの上の葉を倒します。
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13.倒した上の葉の上で、黒い飾り葉を右下に折り返します。そして、次の縦糸にあたる葉は普通に上に折ります。(10.と同じ)
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14.その次の縦糸にあたる葉を倒すときは、やはり下の葉だけ倒し、黒い飾り葉を左上に折り返します。
(11.と同じ) |
15.その折り返した飾り葉の上から、縦糸にあたる葉の、残りの上の葉を倒します。
(12.と同じ) |
16.倒した上の葉の上で、黒い飾り葉を右下に折り返します。
(13.と同じ) |
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17.次の縦糸にあたる葉は普通に上に折りあげます。
その次の縦糸にあたる葉を倒すときには、やはり下の葉だけを倒します。 (10、11と同じ) |
18.倒された下の葉の上で、黒い飾り葉を左上に折り返します。
(11.と同じ) |
19.左上に折り返した黒い飾り葉の上から、縦糸にあたる葉の、残りの上の葉を倒します。
(12.と同じ) |
20.このようにして、編みこみながらも常に表に色が出ているラインを作ります。
これが基本。 さて、次に左下から右上に走るラインを作る工程にうつります。これはまた次のステップ。 |
★別の模様、「マチマチ」の編み方の図解は ナヌマンガ島2008年の日記―模様編み― をどうぞ。 |