● ナヌマンガ島2008年の日記 5月28日

     ー 模様編み ー


ナヌマンガのござは、いろいろな模様を編みこむ。
この三角の模様は「ムリファゴゴ」という。
「椰子の殻のとんがったお尻」という意味だ。
私が編んだので、間違えているところがある。


これは「マチマチ」
という模様。
小さな三角を並べる。
これは上の
「ムリファゴゴ」よりは
簡単。

どれもナヌマンガの
伝統模様だ。




● 「マチマチ」の編み方 ●

片手でカメラを持って自分で撮影してみました。

1.横糸にあたる葉を
  渡します。
2.左上の赤い飾り葉を
  その上から渡します。
  このとき、はしを
  三角に折ります。
3.縦糸にあたる葉を、
  倒していきます。
4.横糸の赤い飾り葉を、
  三角に折って…

5.縦糸と一緒にします。
6.その上から、
  次の横糸の葉を…
1.渡します。
  (はじめと同)
  そして左上の
  赤い飾り葉を…

2.渡します。
3.縦糸にあたる葉を、
  左上のものから…
下のものと、ひとつづつ、
  倒していきます。(3.)



● 模様編みをしていると… ●


毎日、毎日、ふたりで編んだ。

じつはこのとき。
わたしはTVの収録分の翻訳作業がたまりにたまっていて、
ディレクターのノリさんとビデオ画面をにらむ毎日だった。(→「酔っ払いチヒリ」
が、その仕事を夜中にまわしてもらったりして、編む時間だけは確保した。

ござが仕上がるまで、マロソーばあちゃんと同じくらいの時間
ござの前に腰をおろしていた。

ところが仕上がったござを見ると、
わたしが編んだ部分は、4分の1くらい…。

「まだまだ、あんたはナヌマンガの女にはなれないね。」
そんなマロソーばあちゃんの言葉を覚悟した。

ところが今回、ばあちゃんはそう言わなかった。
手が遅く、まちがえてばかりのわたしの編んだ部分を見ては
「ーたいしたもんだよ。」
そう言ってくれた。

どんな思いから、このブツクサばあちゃんがそう言ったのか。
分からないながら、
わたしはとても、嬉しかった。
 

★ こののち、完成したござは、おひろめ会で見せ合いました。→ 「6月14日 ござ完成! おひろめ会」




模様編みを間違えて間違えて、よく頭痛がした。
そんなときは、夕方おきまりの海辺のひととき。

地球に包まれて、こんがらがっていた頭の中が
きれいさっぱり洗い流されるのだ。




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