● バイツプ島実況写真その4

 

  ー子供の風景


いつもの海岸で、やどかりを拾う夢さん。やどかりは釣りの餌になります。

ナツのために野鳩の羽をむしってくれている10歳のライサネ。

コココナツの葉の風車、「ペカペカ」で遊ぶ夢さんとお隣のイウタナ。

ファラ(パンダナス)の葉でビョンビョン笛やメガネをつくる。ナツも夢中になりました。

「♪かちかち山の狸さん〜」のようなじゃんけん歌。「♪シーシーシー、アータクアータター、シモーシモー…」

その辺にあるもので何でも創って遊ぶ風景は、昔の日本のようです。


12歳のバイチウ兄ちゃんが釣ってきた魚、イセ、ライ、タイヴァ、ガタラ…。どれもうまかったぁ。

ウムとは一転する、セメントハウスの中。外でたくましく遊ぶ子供らはゲームも大好き。近所の子らがみんな集まってくる。

大人も遊びます。ドミノをはじめるとみんな時間を忘れて白熱。



石焼の材料を運ぶ10歳のマティニ。

豚にやるココナツを削る
13歳のファトゥ。
わたしと夢さんの親戚だ。
(ホームステイ家族が
そのまま家族とみなされる。)

このココナツ削りは
とても力が要る。
わたしはいつも練習しているが、
いまだにできない。

隣国フィジーの中学校に
行くかと誘われたファトゥ。
断って島に残った。

ツバルは極小国。
10代になると
外国の学校に行く子供も多い。

せっかくの教育のチャンスを
断ったファトゥを、
親戚のおば達は笑った。
「勉強して
いい仕事につくより、
豚の世話が
好きなんだってよ。」

ある日、
わたしはファトゥに言った。
「フィジーの学校なら、
英語もしゃべれるようになるのに。
英語が話せたら、
世界のこと、色々学べるよ。」

ファトゥはとつとつと、
言った。
「…外国はー好かん。
おらぁ…、
この島がいい。」





次ページ:
バイツプ島実況写真その5
― 日常と祭り ―