● バイツプ島実況写真その3

 

  ー料理小屋は暮らしの場ー


「ウム」は、石焼その他の料理のための火の場所のこと。でもふだんは、その料理小屋(ファレ・ウム)のことを「ウム」と呼んでいます。各家でそれぞれ、ウムを持っていて、料理・昼寝・各種作業・子供の遊び場.…いろいろに使います。

ウムで昼寝をするところのトゥラガおばさん。その前で夢さんはケンケンパーの石けり。日本では昔懐かしい遊びがここではたくさん見られました。夢さんはそれをすべて吸収していった…。

家族のタリアとリセが営んでいる小さな店のために看板描きをする筆者。ウムにて。ここでは何をするにも、子供らが周りを囲んでタイヘンだぁ。


古くなって乾燥しきったココナツの中身を「タカタカ」という。塩をつけてカリカリ食べるとうまい。タカタカを割ろうとしている夢さん。

ヴァオガリおばさんに花冠(フォウ)のつくりかたを習う筆者。ウムにて。


森に出かけて、夕飯に食べるラウルーの葉っぱを採るタリア。

ついでに野鳩を射止めて、料理してくれました。野生の味に舌が踊りました。


ココナツミルク(ロロ)を削って、ラウルーを料理。これまた、うまい!とにかくあらゆる料理によくココナツミルク。



よく食べたイサベ(飛び魚)。でも生でココナツミルクにまぜるのが一番好きだった。後ろは、これまたよく食べたブレッドフルーツの、「メイ・パラ・ファイキ・ロロ」。ココナツとブレッドフルーツのコンビネーションもまたまた、最高。



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